ラッピングトラックには種類がある!事業者の種類も紹介

公開日:2021/10/15  最終更新日:2021/11/09

車で走行していると、トラックに張り付けてあるイラストや画像に一瞬目を奪われることがあります。いわゆるラッピングトラックと呼ばれるものです。当ページでは、ラッピングトラックや事業者の種類について解説しています。ご興味ある方は、ぜひご覧になってください。

ラッピングトラックの車種

ラッピングトラックには、たくさんの種類があります。ラッピングする前のトラックにどのような種類があるのかと考えれば、多少トラックの知識を持っている方ならいくつかは思いつくでしょう。

トレーラー

運転席(キャブもしくはキャビン)がある部分と、荷台がわかれているタイプです。トレーラーの中でも一番大きいのが40フィートと呼ばれる長さが約12mある巨大コンテナです。国内の貨物では最大級であるため、ラッピングの大きさも同じく最大級です。

10トントラック

トレーラーを除いたトラック部門では、最大級のタイプです。たくさんの荷物を積めるため、長距離でもよく使用されています。最大級ということもあり、広告面積も広く獲れるという点が大きな特徴です。

4トン超超ロング・スーパーロング

超超ロングは、トラック業界でおばけと呼ばれる車体です。積載自体は4トン車の規格範囲内ですが、トラックの大きさは10トン車と変わりません。トラックの片面をラッピングした場合は、幅が約9.5m、高さが約2.3mの面積を広告として使えます。

一方、スーパーロングは、4トン超超ロングに比べると、若干小さいタイプになります。ラッピングできる高さはあまり変わりませんが、幅が40~50㎝ほど短くなる場合があります。

4トントラック

ポピュラーなタイプのトラックです。しかし、有料道路や高速道路は、超超ロングやスーパーロングと同じ料金で走れるため、荷物によっては、超超ロングなどを導入する運送業者も少なくありません。

3~2トントラック

主に地場(近い場所)の配達などで活躍するトラックです。3トントラック、2トンロング、2トントラックという種類にわかれます。4トンよりも小さいので、スーパーへの納品など、街の至るところを走っています。小回りが利く分、10トンや4トンが入れないところまで走れるというメリットもあります。

軽トラック・ワーゲン

小さいトラックですが、意外とラッピングしているトラックを見かけることがあります。3~2トンよりも小さいため、より狭いところでも走行可能です。また、運送業者の中にはバン車も配送用として使用しているところがあります。こういったバン車もラッピング可能です。

ラッピングできる広告にも種類がある

ラッピングできる広告で、代表的なのはイラストや画像です。とくに観光地や特産品のアピールなどに使用されており、右左の両面と後ろをすべてラッピングすることで、どこからでも巨大広告が見られます。こういった広告を使う場合は、一般的にイラストや画像を印刷したシートかオートボディプリンターなどを使用します。

業者によってはアドトラックといって、数多くの電飾を施し、夜でも目立つようにしているところも存在します。電飾を付けた場合は、宣伝広告専用トラックのように思えますが、配送しているトラックの可能です。もちろん、イラストや画像を使わず、文字だけというパターンもあります。どのようなデザインにするかは、依頼主しだいになるでしょう。

また、ご紹介した以外にも、巨大フィギュア、ショーケース、動画、音楽による広告もありますが、こういった種類を用いた広告宣伝は、主にアドトラックです。

ラッピングトラック制作会社の種類

ラッピング制作会社も、トラックと同じようにさまざまな種類があります。ラッピングトラックを依頼する際は、自社にあったサービスを選ぶことが大切です。

ワンストップの制作会社

デザインから制作、そして貼り付けまですべてを自社で行う制作会社です。外部に委託しない分、安価になりますが、制作会社の中には、こっそり一部作業を外部に委託しているところもあります。利用する際は、事前に調べたうえで見極めることが大切です。

デザイン&制作がメインの制作会社

広告のデザインや制作をメインとしている会社です。こういった形の制作会社の場合は、デザインに強みを持っているため、さまざまなデザインに対応してくれます。自分たちで広告デザインを作れないときには、頼れる制作会社です。

制作販売会社

トラックにラッピングを施して、ラッピングトラックとして販売する会社です。主に中古車販売や改造などの業者に見られる形です。デザインについては、あらかじめ購入者と相談して決めていきます。

制作&走行する制作会社

制作から走行までを行う会社です。広告主がデザインを持ち込み、そのデザインをもとにラッピングトラックを制作していきます。完成したラッピングトラックは、そのまま制作会社が、通常業務内で使用していきます。ライブなどのツアートラックは、この手の会社が多いはずです。

レンタル型の会社

トラックをレンタルする会社です。いつでもラッピングできる状態のトラックを所有しています。先ほどの制作&走行する会社と似ている部分もありますが、トラックを持っているだけという点は大きな違いです。

また、広告代理店がラッピングトラックを扱うこともあります。ただし、広告代理店の場合は、トラックの保有や走行などは行いません。一般的にはプロモーションを行うケースで携わってきます。

 

ラッピングトラックと携わる事業者には、それぞれ特徴があります。ラッピングトラックを導入すれば、仕事をしながら広告宣伝もできるので、まさに一石二鳥といえるでしょう。ラッピングトラックにご興味がある方、そして、今までと違う広告媒体をお探しの方は、ぜひ検討してみてください。

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