ラッピングトラックの施工完了までの具体的な工程を確認しよう!

公開日:2021/08/01  


ラッピングトラックを施工する際、どんな工程があるのかあらかじめ把握しておくことで、スムーズに運用をスタートできます。ラッピングトラックの施工完了までの具体的な工程や運用中のメンテナンスについてなど、ラッピングトラックの導入前に知っておきたい情報をまとめました。

ラッピングトラックを広告に使用する利点

会社やサービスについての広告を行う際、新聞広告やテレビCM、ラジオCMといったマス広告、電車やバス、タクシーの車内外に掲載する交通広告、YouTubeやInstagram、Twitter、TikTokなどに掲載するSNS広告、インターネットの検索結果に表示するリスティング広告やバナー広告など、さまざまな広告媒体から目的に合った媒体を選ぶことになります。

ラッピングトラックも広告媒体のひとつですが、ラッピングトラックの特徴は他の広告媒体と比べ低価格で広告効果が得られることです。ラッピングトラックは大きいうえに動く広告です。サイズが大きいぶんデザインの自由度が高く、動くので立て看板やポスターといった静止した広告物と比べて目を惹きやすいという特徴があり、トラック一台でも広範囲に認知を広げることが可能です。

新聞広告やテレビCMといったマス広告は特定の業種に対して広告の規制が設けられていますが、ラッピングトラックであれば幅広い業種の広告として利用できます。ラッピングトラックはフィルムをトラックに接着して作成します。そのため、運用期間が終わったらはがして元通りにしたり、新しい広告に張り替えたりすることもできます。施工期間が1週間前後と短く手軽なことから多くの企業がブランディングや商品のプロモーションにラッピングトラックを活用しています。

ラッピングトラックの施工完了までの具体的な工程

ラッピングトラックを施工する際、まず施工会社に問い合わせて見積りをとりますが、その前に社内で「どのような内容を」「どの車に」「いつからいつまで」といった、具体的な詳細をある程度固めておきます。これらは施工会社が見積りを作成する際に必要な項目になります。詳細をまとめておくことで打ち合わせをスムーズに進めることができます。ラッピングトラックの施工会社をできれば3社程度調べて、各社と打ち合わせを行います。

広告の目的やラッピングを施工する車の車種、デザインの有無、希望の納車日など必要な情報を伝えて見積りを作成してもらいます。ラッピングトラックは運用期間によって適したフィルムが異なるため(長く運用する場合は高くても耐久性の高いフィルム、短期間の運用であれば安価なフィルムなど)どの程度の期間運用する予定か伝えておくと、運用期間に応じて最適なフィルムを提案してもらえるはずです。

提出された見積りを確認し、依頼する会社を決めたら正式に依頼をします。デザインを自社で用意する場合は別途制作会社やデザイナーと広告内容の打ち合わせを行います。施工会社にデザインの入稿ルール(データ形式、サイズなど)を確認して、指定の形式でデザインデータを渡します。施工会社によってはデザイン作成も行っている会社があるので、デザインも依頼したい場合は相談してください。

デザイン制作にかかる期間は概ね1週間程度です。デザインが完成したら、フィルムに印刷して車体に貼り付け納品されます。施工期間はだいたい1週間前後です。施工会社の担当者と一緒に、納車されたラッピングトラックに問題がないか確認して、問題がなければ運用開始となります。

ラッピングトラックを依頼する前に覚えておくべきこと

ラッピングトラックの導入時期としておすすめなのは、企業のブランディングに利用する場合たとえば社名を変更するタイミングや新商品リリースのタイミングです。ラッピングトラックは費用対効果のよい広告媒体ですが、プロモーション効果は気候や天候に影響をうけます。

梅雨や真夏は外出する人が減りますし、傘で視界も遮られるので広告効果が落ちるということは覚えておいたほうがいいでしょう。ラッピングトラックによる広報活動によってどのような効果を得たいのか、目的や訴求したいターゲット像を明確にしておくことで、ブランディングやプロモーションを効率よく行うことができます。

またラッピングトラックは適切なメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことができます。納車後1~2週間程度はフィルムが安定しておらずはがれやすい状態なので洗車は避けましょう。洗車をする際に高圧洗浄機やガソリンスタンドの洗車機を使うとフィルムに傷がついたり剥がれたりする原因となるので、柔らかい布やブラシで洗車をします。炎天下での洗車も車体が熱くなってシミの原因となるので避けたほうがいいでしょう。

 

ラッピングトラックは、費用を抑えて企業やサービスのプロモーションを行うことのできる有効な広告媒体です。ラッピングトラックのメリットとデメリット、運用までの流れや注意点を知っておくことが、最大限の効果を引き出すことにつながります。ラッピングトラックの導入時にはこちらで紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。

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