ラッピングカーを代表する痛車とは?トラックも痛車にできる?

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/04/04

痛車は俗語で、見ている人が恥ずかしい思いをする車という意味を持っています。自分の好きなキャラクターをデザインした車に乗ることで注目を集められます。国内ではイベントも開催されているので、ブームが巻き起こっています。トラックにもラッピングできるので、取り組んでみたい人は今回の記事を参考にしてください。

痛車とは

見ている人が恥ずかしい思いをするのが痛車です。日本では1980年代に始まりました。現在は5万人を超える人が痛車を所有しています。

痛車とは

ラッピングカーのひとつです。オタク文化から生まれたといわれています。描かれているイラストのほとんどは、オタクが好きなキャラクターです。たとえば、少女漫画のキャラクターやアニメのロゴなどです。見た目のインパクトがあることに加え、見ていて痛々しいことからこのように名付けられました。痛車は俗語ですが、今は知らない人がいないくらい有名な用語となっています。

国内でブームを巻き起こしている

見ている人から恥ずかしいと思われている痛車ですが、国内ではブームが巻き起こっています。痛車が集うイベントが国内の至る所で開催されています。これからラッピングカーを始めようと考えている人も多く訪れていることから、ますます普及していくことになるでしょう。

歴史

1980年代から始まったといわれています。比較的歴史が浅い文化になります。当時はまだ痛車とはいわれていませんでした。また、ラッピングされているイラストもワンポイントで目立たないようにするものがほとんどでした。1990年代後半になると、個人で車にラッピングする文化が定着します。その頃にはプリンターも普及するようになり、個人で制作できるようになりました。

2000年代には、ミニバン、ワンボックス、軽自動車にもラッピングする人が増加しています。国内で痛車に乗っている人は5万人を超えるので、興味を持っている人も含めると市場規模が大きいといえるでしょう。

インパクトは十分

痛車は完成度にもよりますが、道行く人や運転中の人にもインパクトを十分に与えられます。好きなキャラクターを描いている痛車は個人の嗜好によるものですが、ビジネスの現場でも活用することで同様の効果を与えられます。たとえば、企業のロゴや電話番号を車体にラッピングすることで宣伝効果があります。広告掲載料が不要なので、費用対効果は高いでしょう。

痛車の気をつけたい著作権問題

自分の好きなキャラクターを使用したいという思いだけで制作するのは危険です。必ず著作権問題が絡んでいないか確認しましょう。分からないときは、制作会社に問い合わせるかガイドラインを確認します。

痛車ステッカーの制作会社に依頼する

自分でステッカーを作成できますが、気を付けなくてはいけないのが著作権問題です。オタクが好む漫画やアニメのキャラクターを使用するときには確認しましょう。不安がある人は、痛車ステッカーの制作会社に依頼する方法があります。あらかじめ著作権の問題はクリアしているので、そちらで提供された素材であれば問題なく使用できます。それでも不安がある人は、著作権者のガイドラインを確認しましょう。

ステッカーを貼る位置にも気を付ける

自分の好きなようにステッカーを貼りたいという心理が働き、フロントガラスにステッカーを貼ろうと考えている人は注意してください。フロントガラスにステッカーを貼ると車検が通りません。フロントガラスに貼ることが認められているのは、整備命令標章や検査表彰などです。車の運転に支障が出るものは貼り付けできないので気を付けてください。

トラックも痛車にラッピング可能

車だけではなくトラックやバスにも施工できます。車のように自分の好きなキャラクターをデザインすることも可能ですが、トラックやバスは広告宣伝の狙いが強いのが特徴です。

トラックにも施工できる

自分でクオリティの高いラッピングが難しいときは、業者に依頼しましょう。好みのデザインや色に仕上げてくれます。自社の商品やサービスの広告宣伝用として常時使用するトラックや、イベント期間限定のラッピングまで対応してくれます。

また、イベント用の痛車では、内装の施工に工夫を凝らしています。アルミ複合板を使用しているので、イベント終了後に速やかに撤去できます。難しいコルゲート仕様の車両にも対応できるので、仕上がりに満足できるでしょう。

バスにも施工できる

屋内の中吊り広告ではなく、バスの外観デザインとして広告を掲載することも可能です。また、自治体ごとに作られている公式キャラクターをモチーフにしたバスも制作できます。ラッピングすることで、自治体のイメージアップに繋がります。企業だけではなく行政からの要望も受け付けています。

まとめ

痛車のブームは今後も巻き起こるでしょう。著作権問題に気を付けることを忘れないようにしましょう。また、トラックにも施工できるので、取り組んでみたい人は業者に相談してください。この際、デザインの素材があれば提供すると今後のやりとりが楽になります。トラックにラッピングするときは、車にラッピングするときと比較すると費用が高額になります。予算の範囲内で楽しめるようにしてください。

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