東京で評判のラッピングトラック制作業者ランキング!口コミで人気の業者を厳選しました。

子どもが書いた絵をトラックにラッピング!事故の減少にも効果あり!?

公開日:2023/02/15  最終更新日:2022/11/21


ネット通販の普及により、物流業界の需要は高まる一方です。そんな物流業界を支えている、トラックに子どもの描いた絵をラッピングできる取り組みが広がっていることをご存じですか?温かみのある子どもの絵には、ドライバーの心をなごませ事故の減少につながる効果があります。今回は、子どもの絵をラッピングしたトラックについて解説します。

子どもの書いた絵をトラックにラッピングできる

トラックのボディに子どもが描いた絵をラッピングできる取り組みは、一般社団法人「こどもミュージアム協会」が行っています。人に優しい気持ちをもって安全に走行し、交通事故を減らしたいという目的で、このプロジェクトは始まりました。こどもミュージアム協会は随時会員を募集していて、一口5,000円からの会費を支払うことで会員になることができます。会員になると、トラックへのラッピングが会員価格で施工してもらえるなどの特典があります。

もちろん会員にならなくてもトラックへのラッピングは可能です。施工を申し込む際には、ラッピングに使用したいお子さんの絵の原本もしくはPDFデータを送付してください。もし用意できなかった場合は、お絵描き大会を開催することも可能なので、ぜひ協会のスタッフに相談してみましょう。お子さんと一緒に楽しい思い出を作りながら、素敵なラッピングのデザインができあがるかもしれませんね。

子どもの書いた絵は交通事故の減少に効果あり

子どもの絵をトラックにラッピングするアイデアは、大阪のとある運送会社から始まりました。自社のトラックが死亡事故を引き起こしてしまったのがきっかけです。それまでも運送会社では、毎日の点呼や定期的な研修、IT機器の導入などトラックの安全対策に力を入れていました。もちろんそれらの対策には一定の効果があるのですが、交通事故防止の対策としては決定的な決め手には欠けていたのです。なにより運送会社とトラックドライバーの関係が「管理する側」と「管理される側」になってしまっていて、安全対策が窮屈な雰囲気になってしまいます。

悩んだ社長は、ある日、1人のドライバーが子どもの絵をダッシュボードに飾っているのを見かけました。これがきっかけとなって子どもの絵をトラックにラッピングする「こどもミュージアム」を思いついたのです。お父さんの安全を願って一生懸命描いた子どもの絵は、ダイレクトに心に伝わります。運送業務に携わっていれば、時間に追われてイライラしたり仕事で疲れていたりして、精神状態が悪い時もあるでしょう。それは人間なのだから仕方のないことですが、ちょっとした気のゆるみや集中力の途切れが重大な事故を招いてしまうかもしれません。

そんな時に お子さんやお孫さんが描いた絵がトラックにラッピングされていると、このトラックで事故を起こすわけにはいかないという意識が以前よりも強くなり、ゆとりをもって安全運転を心がけるようになります。このラッピングトラックは、運転しているドライバーだけでなく、周りを走行しているドライバーにもいい影響があったようです。煽り運転や無理な割り込みをされることが以前よりも減ったという報告もあります。子どもの絵がラッピングされることで、ドライバーに常に「見られている」という緊張感から自覚と責任を生じさせ、安全運転への意識を高めさせる効果があるといえるのではないでしょうか。

また、子どもの絵には人の心を和ませるパワーがあります。「人にやさしくしたい・世の中をよくしたい」という誰しもが必ず持っている良心を呼び覚ます力があるのかもしれません。子どもの絵をトラックにラッピングするこどもミュージアムのプロジェクトは、今や全国に広がっています。その結果、交通事故率は4割削減。プロジェクト発足当時の願いだった交通事故防止にも一役買う結果となっています。

そのほか、ラッピングトラックで期待できる効果

子どもが描いた絵のラッピングトラックのほかにも、さまざまなラッピングトラックを見かけたことはないでしょうか。ラッピングトラックには自社の商品やサービスを大々的に宣伝する効果が期待できます。ラッピングトラックの強みは、なんといっても目に入るインパクトです。2t以上のトラックに派手に自社の宣伝をラッピングしたものは、巨大な広告看板が走行しているようなものです。

街中を走れば、周囲の人たちの目にもつきやすくなり、記憶に残りやすくなるでしょう。長距離トラックであれば、全国の人たちに見てもらえる機会が増え、さらなる自社のPRができるという効果が期待できます。また、最近では自社の宣伝だけではなく観光地や地元の特産品のPRをラッピングしたトラックを見かけることはないでしょうか。長距離を走るトラックを利用して、地元のPRに利用するラッピングトラックも増えてきたのです。こうすることで、地域活性化にも大きな効果をもたらすことが期待できるでしょう。

まとめ

子どもの描いた絵をラッピングしたトラックは、1つの悲しい事故から始まりました。人々の生活を支える物流トラックだからこそ、交通事故は決して起こしてはいけないものです。日々運転を頑張っているお父さんやお母さんの安全を願って子どもたちが描いた絵は、周囲のドライバーたちにもいい影響をもたらしてくれるでしょう。トラックのラッピングを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめ関連記事

SEARCH

新着記事

投稿日 2023.03.15
車やトラックだけではなく、ラッピングフィルムはさまざまな場所で活用されています。広告宣伝のために使用されていることがほとんどですが、人々の行動を助けるために活用されていることもあります。広告
続きを読む
投稿日 2023.02.15
ネット通販の普及により、物流業界の需要は高まる一方です。そんな物流業界を支えている、トラックに子どもの描いた絵をラッピングできる取り組みが広がっていることをご存じですか?温かみのある子どもの
続きを読む
投稿日 2023.01.15
自分のトラックに好きなアニメキャラやゲームキャラをラッピングしたいけれど、著作権に違反しないか心配という方もいるでしょう。実際に著作権に引っかかると10年以下の懲役または1,000万円以下の
続きを読む
投稿日 2022.12.15
カーマーキング、カーラッピングという言葉を知っているでしょうか?一見、何のことかわかりませんよね。カーと呼ぶので車かなと想像はできますが、マーキングやラッピングという言葉からは、車を飾るのか
続きを読む
投稿日 2022.11.15
街中や大型ショッピングセンターなどで、ラッピングトラックを見かけられた方も多いのではないでしょうか。「どうやってラッピングしているの?」「広告掲載には規定はないの?」など、さまざまな疑問を持
続きを読む
投稿日 2022.10.15
東京でラッピンググトラック制作を検討している人は、トラックの美しさを長く保つためにも、手入れや扱いの注意点を知っておくと安心です。ラッピングトラックの手入れについて、洗車の際の注意点や、コー
続きを読む
投稿日 2022.09.15
カーラッピングを施すことで、気軽に外観色やイメージを変えられます。しかし「耐用年数が短いのでは?」「すぐに剥がれてしまうのかな?」と心配になる方もいるでしょう。そこで今回は、カーラッピングの
続きを読む
投稿日 2022.08.15
近年、車のボディを保護するためにカーラッピングを施工することが増えてきました。さらに、広告目的や車の外観イメージを変えるために塗装ではなくカーラッピングを施すことも多いでしょう。そこで、今回
続きを読む
投稿日 2022.07.15
カーラッピングが剥がれてしまうと慌ててしまうかもしれませんが、適切な処置をすることで時間と出費を抑えられます。ここでは、傷がフィルムのみの場合とボディの補修が必要な場合に分けて紹介します。ま
続きを読む
投稿日 2022.06.15
カーラッピングは、自分だけの車を演出できるので、新車購入時に挑戦したいと思っている人も多いでしょう。経年車でもカーラッピングを楽しめますが、新車の場合と比較するとリスクが高くなります。今回は
続きを読む