ラッピングトラックの効果とは?他の広告方法と比較
東京の街を走っているトラックを見ると、きれいに広告をラッピングしているトラックを見かけることがあります。こういった広告は、ラッピング制作を生業としている業者が作成しているのですが、効果はどうなのだろうと疑問を持っている方もいるでしょう。そこで、ラッピングトラックの効果を中心に他の広告方法との比較をしていきます。
ラッピングトラックの概要
ラッピングトラックとは、荷台を広告でラッピングしているトラックのことを指しています。広告宣伝カーと呼ばれるアドトラックは、音響設備や照明設備等、そして荷台の荷物の有無等の違いがあるものの、ラッピングトラックの一部です。
ラッピングトラックは、通常営業として荷物を運ぶトラックに広告を掲載し日夜走行しています。走っても、止まっていても宣伝広告になるラッピングトラックの活躍の場は、どんどん広がっています。企業PRはもちろんのこと、観光地や特産品のアピールなどさまざまな分野に広がりを見せています。
ラッピングトラックで期待できる効果
ラッピングトラックには、さまざまな効果が期待できます。トラックと一緒に広告が移動していくわけですから、人の目につくことは間違いありません。トラックならではの特徴が、広告の効果を上げています。
自社のトラックがそのまま広告になる
自社のトラックが、そのまま営業しながらでも広告になってしまいます。わざわざ屋外の広告などを探す必要はありません。広告を掲げているトラックは、一瞬目を奪われてしまいます。
とくに、大型トラックともなれば巨大広告が走行しているような状態なので、まったく見ない人はいないでしょう。つまり、通常の仕事をしながらも宣伝できるという効果が期待できるのです。
全国にPR活動ができる
トラックの業務の中には、地場と呼ばれる近距離を主体のトラックと、遠方への輸送をメインとした長距離があります。もし、長距離のトラックにラッピング広告を掲げたら、全国PRも可能でしょう。
走行中も、トラック運転手が高速道路のパーキングエリアで休憩しているときも宣伝になるでしょう。本業として、いつもの仕事(運送)をしているだけで、宣伝効果を得られる点は、まさに一石二鳥といえるでしょう。
さまざまなPRにつながる
ラッピングトラックは、観光、販促などのPRをできます。近年は、観光地や特産品などをラッピングしているトラックを多く見かけるようになりました。また、企業やブランドのPRにも活用できます。
屋外広告との違い
屋外広告には、さまざまな種類があります。たとえば、看板、張り紙、弾幕、懸垂幕などですが、ほとんどの場合、動かない固定型です。しかも一般的には有名な企業など万人向けが多い傾向になっています。
一方、ラッピングトラックは移動できます。トラックでの配送スケジュールと同じように移動できるのです。ここが他の広告方法との大きな違いです。
また、屋外広告のほとんどは、いつも同じ場所にあるため、最初は目に留まるかもしれませんが、次第に当たり前の存在になってしまいます。当たり前の存在となってしまえば、どんどん記憶から消えてしまうでしょう。
しかし、ラッピングトラックの場合は、移動できるので注目を集めやすいという特徴があります。トラックに興味がなかった方でも、ラッピングをしていれば、つい見てしまうという現象が期待できるのです。
広告費用が安い
すべての屋外広告と比べて安いとはいえませんが、現在注目されているデジタルサイネージに比べると非常に安価です。しかも、デジタルサイネージを含めたほとんどの屋外広告は、前項でご紹介したように固定型が一般的です。固定で高価に比べれば、走る広告塔のラッピングトラックの方が費用対効果に優れているといえるでしょう。
効果はどのように測定する?
屋外広告などの場合は、一般的には広告付近を通行する人数によって効果を計測しています。そして、その人数をもとに広告の金額を決めるケースがほとんどです。
しかし、ラッピングトラックの場合は、広告自体が移動するため、周辺を通行する人数を数え、効果を計測した上で、費用や料金を決めることは困難を極めます。そこで、ラッピングトラックの場合は、ラッピング後で効果を計測していきます。
たとえば、広告内に検索キーワードを載せるという方法です。検索キーワードを載せておけば、キーワードを使った検索数をラッピング前と後で比較することが可能になります。
実際、ラッピングトラックを運用し始めて、キーワードが検索される回数が増えたり、自社サイトへの流入が増えたりという現象が起きたら、効果が出ているという判断ができるようになります。
今回はラッピングトラックの効果や他の広告方法との違いについて解説してきました。広告方法としては、まだまだ新しい形かもしれませんが、広告を掲げたことによる効果は期待できそうです。東京には、ラッピングを得意としている業者がいくつもあります。ラッピングトラックにご興味があるようでしたら、ぜひ検討してみてください。