トラックの全塗装(オールペン)の費用はどれくらい?寿命もあわせて解説

公開日:2025/01/23  

全塗装

トラックを使っていると、キズが目立ってきたり塗装が剥げてきたりと、さまざまな問題が起こります。なかには、見た目をきれいにしておきたいために、全塗装を検討されている方も多いのではないでしょうか。全塗装はオールペンともいい、最近では需要が高まりつつあります。そこで今回は、トラックの全塗装について解説します。トラックの全塗装にかかる費用や寿命についても解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

全塗装の需要は高まってきている

最近では、全塗装する方が増えてきています。自動車の寿命が伸びてきており、長期間快適にトラックが使えるようになってきています。中古のトラックの需要も高まってきているのが現状です。

中古のトラックであってもエンジンは現役でしっかり稼働するため、中古のトラックを購入して内部をメンテナンスする方が多くいます。内部をメンテナンスしても、見た目は中古車のままなため、小さなキズや塗装のハゲが気になる方もいるでしょう。

そこで、外装を全塗装して、内部のみならず外観も整えて使う方が増えているのです。では、全塗装には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、全塗装のメリットを解説します。

ボディを保護する役目がある

トラックを全塗装すると、見た目がきれいになるというメリットや、ご自身の好きな色にカラーチェンジできるといったメリットがあります。ほかにも全塗装には、ボディを保護するというメリットがあるでしょう。

ボディを保護すると、長くトラックが使えるでしょう。長期間使うトラックだからこそ、大切に使い続けたいという方に全塗装はおすすめです。全塗装すると新車のような輝きを取り戻せるため、気分よくトラックを使い続けられるでしょう。

トラックの全塗装はどのくらい持つのか

トラックを全塗装するとなると、それなりに費用がかかってくるため、どのくらい持つのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこで、ここではトラックを全塗装した場合の寿命や、塗装を長持ちさせるコツについて解説します。

また、全塗装する最適なタイミングについても解説します。これから全塗装を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

寿命は10年ほど

一般的にトラックのみならず、車の塗装の寿命は10年ほどです。もちろん、トラックの使い方次第では、塗装の寿命が10年以上になるケースもあります。使い方や管理方法などを工夫すれば、塗装を長持ちさせられるため、普段から気をつけてトラックを扱うのがおすすめです。

トラックの塗装をできるだけ長持ちさせるポイント

トラックの全塗装は安くないため、可能なかぎり長持ちさせたいと考える方が多いでしょう。では、トラックを前塗装した際、どんなことに注意すれば塗装を長持ちさせられるのでしょうか。

塗装は、紫外線の影響で劣化してしまいます。ですから、可能なかぎり紫外線が塗装部分に当たらないよう、ガレージなどで保管するのがおすすめです。

なかには、ガレージを所有していない方もいるでしょう。紫外線から塗装を守るにはカバーも有効です。ガレージを所有していない方は、トラックにカバーをかけて、紫外線から塗装を守りましょう。

また、トラックの塗装にコーティングするのもおすすめです。コーティングの膜は、紫外線から塗装を守ってくれる効果が期待できます。

汚れがつくのを防ぐ効果も期待できるため、トータル的に塗装の劣化を防ぐ効果が期待できます。ただし、コーティングには、費用がかかりますのでご注意ください。

コーティングは、普段メンテナンスに手間や時間がかけられない方にもおすすめです。コーティングにはさまざまな種類があり価格が違うため、ご自身のニーズにあわせたコーティングを選ぶとよいでしょう。

塗装は紫外線だけでなく、花粉や酸性雨、鳥のフンなどでも劣化しやすくなってしまうものです。雪が積もる地域では、消雪剤を使うケースもあるでしょう。消雪剤には塩分が含まれており、塗装がいたんでしまう場合もあります。

花粉や鳥のフン、酸性雨や消雪剤から塗装を守るため、こまめに洗車するのが塗装を長持ちさせるコツです。洗車して汚れを落としたあとは、水分をしっかりと拭きとりましょう

水滴は放置してしまうと水垢の原因になり目立ってしまいます。また、水分をきれいに拭き取ったあとにワックスを塗るのもおすすめです。ワックスは塗装に汚れがつくのを防いだり、キズがつくのを防ぐ効果が期待できます。

トラックを全塗装するベストタイミング

トラックを全塗装する際は、劣化が気になってきたときや、違う色にかえたいときがベストタイミングです。また、キズや凹みを修理するタイミングで全塗装するのもおすすめです。

トラックのキズや凹みを修理する場合、業者にトラックを一定期間、預けなければなりません。修理と全塗装を同じタイミングで施工してもらえば、手間が省けますし、別々に施工してもらうよりも預ける期間が短くなります。

トラックは、仕事で取り扱う方がほとんどでしょう。トラックを度々預けてしまうと、仕事に支障が出てしまうケースもあります。ですから、修理のタイミングで一度に全塗装まで施工してもらった方がよいというわけです。

また、キズや凹みを修理する際、修理箇所を再度塗装するため、一度に施工してもらった方が安く済むケースがあります。ほかにも、車検のタイミングや中古トラックを購入したタイミングでの全塗装がおすすめです。

車検で預ける際に全塗装もしてもらえれば、手間もかからず忙しい方にも適しています。中古トラックを購入したタイミングで全塗装すれば、より愛着の沸くトラックに仕上がるでしょう。

全塗装の費用相場

トラックを全塗装する際に気になるのが費用面です。トラックを全塗装する際、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。トラックの全塗装は安くないため、施工依頼の際は業者をしっかりと見極めてから依頼するのがおすすめです。

一般的にトラックを全塗装する際、トラックの大きさによって金額が前後します。ここでは、トラックを小型、中型、大型の3種類にわけて全塗装の費用相場を解説します。

トラックの大きさによって費用相場に違いがある

トラックをキャビン塗装する場合、小型トラックは16万8,000円~が費用相場になります。中型トラックは23万9,000円~、大型トラックは27万4,000円~が費用相場でしょう。

また、ボディ塗装では、小型のトラックは9万円~、中型のトラックは12万5,000円~、大型のトラックは17万5,000円~が費用相場です。シャーシ塗装では、小型トラックは6万5,000円~、中型トラックは10万円~、大型トラックは11万円~が相場になります。

どの部分においても同じですが、トラックの状態や形状によって、多少金額に差が生じます。トラック全塗装の費用相場を知っておくと、依頼する際も安心でしょう。ここで紹介した費用相場を参考に、全塗装を依頼してみてください。

まとめ

この記事では、トラックの全塗装について解説してきました。トラックの全塗装は、年々需要が高まってきています。トラックの全塗装は、見た目が新車のようになるメリットのほか、ボディを保護するメリットもあるでしょう。トラックの全塗装は10年程度の寿命で、トラックの大きさによって全塗装の費用相場に違いがあります。トラックの全塗装を長持ちさせるためには塗装をコーティングしたり、塗装に紫外線を当てないようトラックをガレージで保管するのがよいでしょう。トラックにカバーをかけて保管するのも有効な方法です。この記事で紹介したトラックの全塗装の費用相場や寿命を参考に、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

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