ラッピングトラック施工完了までどのくらいの期間がかかる?
ラッピングトラックを施工する際、依頼してから施工が完了して納品されるまでにどれくらい期間がかかるのか、施工にかかる費用はどの程度なのか、事前に知っておくことで導入をスムーズに進めることができます。ラッピングトラックの導入時に参考になる基本情報をまとめました。
ラッピングトラック施工完了までどのくらいの期間がかかる?
ラッピングトラックの施工にかかる期間は施工会社によって異なりますが、フルラッピングでデザイン入稿から納品までにかかる期間は概ね1週間前後です。塗装の場合は施工期間が3週間程度かかるので、ラッピングトラックはかなり短期間での施工が可能ということになります。
塗装とは違いラッピングをはがせば元通りにできるのもラッピングトラックのメリットです。施工したラッピングは紫外線や雨で徐々に劣化していきますが、適切にメンテナンスを施すことで長く運用することもできます。広告を印刷したフィルムを車体に皺や気泡がない状態でキレイに貼り付けるには技術が必要です。
不充分な施工は見た目が悪いだけでなくフィルムがはがれやすくなりラッピングの寿命を縮める原因になるので、経費節約のためにとフィルムの貼り付け作業を自社で行うことは避けたほうがいいでしょう。広告物は会社やサービスの顔になるので、施工クオリティを重視してください。デザインを持ち込みではなく施工会社やデザイン会社に依頼する場合は、デザインの打ち合わせと作成の期間を1か月程度見込んでおきましょう。
デザインを持ち込む場合、施工会社の入稿データ形式を事前に確認して、指定の形式で入稿してください。普段から広告物の作成を依頼している制作会社がある場合は同じ会社にラッピングトラックの広告デザインも頼むといいでしょう。長期間露出する広告になるので、広告効果の高いデザインをプロに提案してもらうことをおすすめします。
ラッピングトラックの費用目安
ラッピングトラックの施工にかかる費用は小型トラックのフルラッピングでれば20万円~、大型トラックの場合70万円~が目安です。施工する車体の凹凸面(コルゲート面)の量や、ラッピングの耐久年数によっても料金が異なるので、複数の業者から見積りをとって比較してみてください。
ラッピングトラックをどの程度の期間運用する予定なのか見立てを伝えておくと使用期間に適したフィルムや仕上げの提案をしてもらうことができます。ラッピングを施工する車種も伝えておけば車の形状にあったフィルムを選んでもらえます。
フルラッピングではなく車体の一部分にのみ広告を施工する場合は「カーマーキング」と呼び、最短1日で施工が可能になります。カーマーキングであれば費用もかなり抑えることができるので、予算がシビアな場合はカーマーキングも検討してみるといいでしょう。
広告のデザインも依頼したい場合はデザイン料が別途かかります。ラッピングトラックの施工会社には、デザイン作成に対応している業者と、デザインは完全に持ち込みで施工のみ対応としている業者があります。施工会社にデザイン作成も依頼したいと考えている場合はデザイン作成が可能かどうかも確認しましょう。見積りを依頼する際は、価格だけでなくラッピングの耐久年数やメンテナンスについてなどアフターフォロー体制についても確認しておくといいでしょう。
ラッピングトラックの施工を頼む前に知っておくべきこととは?
ラッピングトラックの施工直後は、フィルムを車体に貼り付ける接着剤が充分になじんでいないので剥がれやすい状態です。この時に洗車をするとフィルムが剥がれてしまうことがあります。そのためラッピングトラックの納品後、1週間~2週間洗車は避けましょう。
洗車方法にも気をつかうことでラッピングトラックを美しく保つことができます。高圧洗浄機やガソリンスタンドの洗車機をつかった洗車はフィルムが傷ついたり剥がれたりする原因になります。ラッピングトラックの洗車はやわらかい布やブラシを使って優しく洗ってください。
炎天下で洗車を行うと、車体が熱くなりすぎてシミの原因になります。洗車は曇りの日か、可能であれば屋内で行うといいでしょう。洗車時のワックス使用はマット系のフィルムやカーボン柄のフィルムの風合いが変わってしまうことがあるため避けてください。
ラッピングに使用するフィルムによってもお手入れの注意点が異なります。施工会社にもメンテナンスのポイントや注意点を確認しておきましょう。最初からワックスやコーティングを施工しておくことでフィルムの耐久性を高めることもできるので、メンテナンスの手間を減らしたい方や長くキレイな状態を保ちたい方は施工会社に相談してみるといいでしょう。
ラッピングトラックは施工できる面積が広いためデザインの自由度も高く、コストパフォーマンスに優れた広告媒体です。施工期間が1週間前後と短く済むので手軽に始められる点もラッピングトラックのメリットです。自社で事業にトラックを使っている場合などはぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。