カーラッピングは実は簡単?施工方法を解説!
この記事では、カーラッピングの施工方法についてくわしく解説します。カーラッピングの手順とテクニックを紹介し、素晴らしい仕上がりにするためのコツをお伝えしましょう。これから自分でカーラッピングに挑戦したい方、車のイメージチェンジに興味のある方はぜひ読んでみてください。
カーラッピングとはなにか?
カーラッピングは、自動車の外装を特殊なフィルムやビニールで覆うデザイン技術のことを指します。従来の塗装と比べて、短時間で施工が完了するため、車を長期間工場に預ける必要がありません。
また、塗装のように車の表面を傷つけることなく、フィルムを貼るだけなので、後から元の状態に戻すことも容易です。この技術によって車の個性を表現したり、車の塗装を保護することができます。
カーラッピングの素材にはさまざまな色や質感、パターンをもつものがあり、選択した素材によって車のオリジナリティを高められるのです。オリジナルのデザインやカラーリングを選ぶことで、ほかの車と差別化されたスタイルをもつことができます。
広告宣伝の手段として企業やブランドがカーラッピングを活用することも増えています。車両に企業のロゴやメッセージを入れることで、移動する看板としての役割を果たすことができるのです。
一般的なカーラッピングの素材には、特殊なポリマーフィルムが使われています。これは車の形状に合わせて伸縮し、フィルムを車体にピタリとフィットさせることが可能です。
フィルムは耐久性があり、外部の悪条件から車を保護する機能もあります。たとえば、紫外線や小さな傷から車を守ることができるため、車の塗装を長期間美しく保つことができるのです。
自分でDIYする場合の手順
カーラッピングは、車の外観を簡単にリメイクし、個性的なスタイルを与える方法として人気が高まっています。また、施工が比較的簡単であることも利点として挙げられます。
プロに依頼せずに、お手軽にカーラッピングDIYを行うことも可能です。こちらでは、DIYでカーラッピングを行う手順をご紹介します。
ステップ1:必要な材料の用意
カーラッピングを始める前に、必要な材料を揃えましょう。カラーフィルム、カッターナイフ、ヘラ、ヒートガン、アルコールクリーナー、マスキングテープなどが一般的に必要となります。
エッジが効いているとフィルムを傷つける恐れがあるので、あらかじめペーパーヤスリなどでヘラを丸く削っておくのがおすすめです。
ステップ2:車の洗浄と表面の準備
フィルムは、きれいな表面に貼ることが重要です。まず、車を洗浄し、汚れや油を除去します。アルコールクリーナーを使って表面を清潔にし、カーラップがしっかりと貼り付くように準備します。
ステップ3:フィルムのカットと配置
フィルムを車の形に合わせてカットする必要があります。フィルムを車のパネルに合わせてカットし、マスキングテープで一時的に固定。カーラップの配置を事前にイメージし、細部まで計画を立てましょう。
ステップ4:カーフィルムの貼り付け
フィルムを貼り付ける際には、フィルムをリケイ紙からゆっくりと剥がしながら、ヘラを使って気泡を取り除きながら貼り付けます。このとき、まだヘラで押していないところがついてしまう可能性が高いため、フィルムを寝かせすぎないようにしましょう。
複雑なカーブや角には、ヒートガンを使ってフィルムを伸ばし、なめらかに貼り付けることがポイントです。
ステップ5:細部の仕上げ
カーフィルムをすべて貼り付けたら、細部の仕上げを行います。余分なフィルムはカッターナイフでカットし、隙間やエッジを丁寧に整えましょう。
また、気になる部分には再度スクリージーを使って均等になるように仕上げましょう。
ステップ6:仕上げとメンテナンス
作業が終わったら、仕上げを確認し、必要に応じて微調整を行います。カーラップフィルムは耐久性がありますが、長期間美しさを保つためには定期的なメンテナンスが必要です。
洗車は手洗いを心掛け、濃厚な洗剤や研磨剤を避けるようにしましょう。
カラーラッピングはデメリットも考えよう
カーラッピングは近年、自動車のカスタマイズや広告宣伝手法として人気が高まっています。車の外装を特殊なフィルムで覆うことで、独自のデザインや色を施すことができるため、オリジナリティーのある車両を手に入れることができます。
しかし、カーラッピングにはいくつかのデメリットもあることを忘れてはいけません。
費用面
通常、カーラッピングは専門知識をもつ技術者によって行われ、時間と労力がかかります。そのため、ほかのカスタマイズ方法に比べて高い費用がかかることがあります。
さらに、カーラッピングを施したあとでも、デザインや色に飽きてしまった場合には、フィルムを剥がして元の状態に戻すための費用もかかることも留意すべきです。
傷の保護目的では利用できない
細かい傷がつくのを防ぐことは可能ですが、カーラッピングはあくまでカラーチェンジやデザイン性を楽しむものであり、傷の保護目的には不向きといえます。
また、車両の外装にすでに傷や凹みがある場合には、それらがカーラッピングによって隠れるわけではないため、外観の改善が期待できない場合もあります。
メンテナンスに手間がかかる
カーラッピングを施した車両は、特殊なメンテナンスが必要です。普段の洗車や手入れを不適切に行うと、フィルムが傷ついたり色あせたりする可能性があります。
さらに、フィルムの寿命は通常5年程度とされており、その後はフィルムの交換が必要となります。
まとめ
柔軟性と多様性により、カーラッピングは幅広い用途で利用され、その魅力を最大限に引き出すことが可能です。
カーラッピングは手軽で魅力的な外観を実現できますが、高い費用や傷の防止に限定されるデメリットも存在します。しかし、丁寧な施工と適切なメンテナンスでこれらの課題に対処可能です。
検討時にはメリットとデメリットをバランスよく考慮し、最適なカスタマイズ方法を選びましょう。