移動販売車にはカーラッピング!おすすめする理由とは

公開日:2024/10/15  

移動販売車

移動販売車の外観を一新するなら、なんといってもカーラッピングがおすすめです。見た目のインパクトだけではなく、広告効果やコストパフォーマンスの高さから、多くのビジネスオーナーに支持されています。本記事では、カーラッピングの魅力や移動販売車の始め方について詳しく紹介します。

キッチンカーとは違う?移動販売車とは

移動販売車は、単なる飲食業界のツールにとどまらず、その機動性を生かしてさまざまな分野で活躍できます。これにより、自社商品のアピールや地域社会のニーズに応えることが可能です。移動販売車の特徴について詳しく解説します。

移動販売車とは

移動販売車とは、文字通り移動しながら商品を販売する車のことです。お祭りやイベントで見かける屋台の車、または行商の車などがこれに含まれます。軽バンや軽トラックを改装して使用することが一般的で、取り扱う商品は多岐にわたります

調理済みの食品だけでなく、雑貨、生活必需品、古着、花、灯油などがその例です。とくに食品については、リンゴなどの生鮮食品や干物などの加工食品も販売されています。

移動販売車の運営スタイルには、移動しながら販売するものと、特定の場所に停車して販売するものがあります。焼き芋屋やさお竹屋のように巡回しながら販売するケースもあれば、おでん屋台やラーメン屋台のように、一定期間停車して営業するケースもあるのです。

移動販売車とキッチンカーの違い

移動販売車とよく混同されがちなのがキッチンカーです。たしかに移動販売車とキッチンカーは、どちらも移動しながら商品を販売する車である点は共通していますが、その用途や機能においては明確な違いがあります。

移動販売車は、食品に限らずさまざまな商品を取り扱う一方、キッチンカーは調理設備を備え、おもに食品や飲み物の販売を目的としています

さらに、移動販売車は過疎地や高齢者が多い地域での買い物難民対策としても活用され、地域社会に貢献する一方で、キッチンカーはイベントやオフィス街などでのランチタイムの需要を満たすことが多いです。

移動販売車は多機能性と汎用性が高く、キッチンカーは特定のニーズに特化した専門性が高いといえます。

移動販売の始め方

移動販売を始めるためには、いくつかの重要なステップを踏む必要があります。ここでは、移動販売を成功させるために絶対に外せない4つの項目について詳しく解説します。

車を用意する

まずは、販売するメニューや商品に適した車両を選ぶことが大切です。作業スペース、予算などを考慮して、適切な車を選びましょう。また、保健所の許可が取れるかも確認する必要があります。さらに、車選びの際は車の故障リスクや燃費のよさ、NOx・PM法適合車であるかなどの条件も視野に入れましょう。

保健所による営業許可を取得する

移動販売を行うためには、営業したい地域ごとに保健所の営業許可を取得する必要があります。各地域の保健所によって許可の基準や種類が異なるため、事前に該当エリアの保健所に足を運んで指示を仰ぐことが重要です。

車を製作し始める前に必要な設備を整えることで、営業許可をスムーズに取得できます。営業許可申請には、申請書と車の図面、手数料の3つが最低限必要です。具体的なプランを持って管轄の保健所に問い合わせましょう。

衛生責任者の講習を受ける

食品を販売する場合は食品衛生責任者証を発行してもらう必要があります。これは、各地域で定期的に行われている講習を受けることで取得できます。

ウェブで食品衛生責任者 講習 日程 ◯◯県などで検索し、講習会の開催日時や会場を調べましょう。地域によっては2~3か月に1度のペースで開催されているので、余裕を持って調べて講習を受けましょう。

出店場所の所有者の許可を取る

最後に、出店したい場所の所有者の許可を取る必要があります。祭りやイベントの場合は、主催者が許可申請の窓口になることが多いです。スーパーマーケットやパチンコ店、コンビニや携帯ショップなどで出店したい場合、それぞれの所有者(店長や責任者など)に交渉し、許可を得る必要があります。

交渉するときは、出店場所にどんなメリットがあるのか示すことが大切です。また、駅前の空き地などで安易に出店するのは避けましょう。必ず土地の所有者が存在し、無許可での販売は道路交通法違反になります。

移動販売車にカーラッピングがおすすめな理由

移動販売車を効率的に宣伝するなら、カーラッピングがおすすめです。車のボディにステッカーやフィルムを貼ることで、手軽に仕上げられます。ここでは移動販売車にカーラッピングがおすすめな理由をご紹介します。

車の価値が下がらない

カーラッピングの最大の利点は、簡単に剥がせる点です。車両の原状回復が容易で、車の価値を損なうことなく売却もできます。塗装と違ってデザインの変更が手軽なため、いつでも飲食業態から別の業態へ変更することも可能です。

コストパフォーマンスに優れている

カーラッピングは、一度施すだけで追加の広告費が発生しません。通常の広告は、表示されるたびに広告費がかかりますが、カーラッピングされた移動販売車は一度の投資で無期限に宣伝が可能です。

たとえ移動販売車のフルラッピング費用が21万円かかったとしても、耐久年数の5年で割ると月々3,500円程度のコストで済む計算になります。これは、ほかの広告手段と比較しても非常に経済的です。

アドトラックのように、1日で数十万円かかる広告手段とは異なり、カーラッピングは持続的に低コストで宣伝を続けられるのです。

高い宣伝効果

カーラッピングは視覚的なインパクトが大きく、宣伝効果が抜群です。実際に、カーラッピングを施した移動販売車のオーナーからは「サービスの認知度が高まった」という声が多く寄せられています

特別な宣伝活動を行わずとも、日常的な運転だけで自然と広告効果を発揮するため、非常に効果的な宣伝手段といえるでしょう。

まとめ

移動販売車はその機動性を活かして、飲食業界のみならず多様な分野で活躍しています。買い物難民対策としての社会的役割も果たし、自社商品のアピール手段としても効果的です。また、移動販売車にカーラッピングを施すことには、多くの利点があります。車体の価値を保持しながら簡単にデザイン変更可能なうえ、コストパフォーマンスにも優れています。カーラッピングは、理想的な広告手段として、移動販売車の成功に大きく貢献することでしょう。

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