オートボディプリンターとは?採用するメリットについて考えよう!
近年、トラックのボディに直接プリントできる、世界初の日本製プリンターであるオートボディプリンターが開発されました。そのため、オートボディプリンターによる大型トラックのデザイン性の高いプリントを施すことが可能となりました。そこで、今回はオートボディプリンターの特徴や活用メリットとデメリットについて紹介します。
ラッピングトラックを活用するメリット・デメリット
ラッピングトラックとは、トラックの荷台部分に特殊なラッピングを行い、自社PRや自社製品のPRを行うことができます。また、最近では自社PR以外にも他社の広告を掲載することで広告収入が得られるというシステムもあり、近年ラッピングトラックの需要が高まってきています。
ラッピングトラックは、通常のトラックとしての機能を損なわずに荷物を運ぶことができます。そのため、荷物を輸送しながら高い宣伝効果を得ることができます。
また、長距離を走るトラックの場合は広範囲に渡って宣伝を行うことができ、効果的な宣伝を行うことができるのが特徴です。さらに、近年のサービスエリア観光地化に伴い、サービスエリア利用者数が増加傾向にあります。したがって、サービスエリアで駐車しているだけでも宣伝ができるため、非常に大きなメリットがあるといえます。
一方、企業PR以外にも地域や観光PRにも使用できるのが特徴です。ラッピングトラックは、運送会社のPRやトラックの所有会社の製品をPRするだけに留まらず、他社の広告を掲載することも可能です。たとえば、大型トラックを所有している運送会社に広告掲載を依頼して、ラッピングトラックを製作し運行してもらうことで、輸送ルートすべてが宣伝の対象となるのです。そのため、自社でトラックを所有していなくても宣伝できるのが特徴です。
しかし、輸送ルートが限られているため、ターゲットを絞った宣伝を行うことができないというデメリットがあります。あくまでも日々の運送業務としてトラックを走らせるため、故意に人が多いところを走行したり、指定の場所を通ったりすることはできません。つまり、宣伝対象のターゲットに合わせて走行できないというデメリットがあるのです。
オートボディプリンターとは?
それでは、ラッピングトラックを製作するためのオートボディプリンターについて紹介します。オートボディプリンターとは、トラックボディに直接プリントができる日本製の機械です。
従来では、カッティングステッカーを貼り合わせたりデザインを印刷したシートを貼り合わせたりする施工方法を行っていました。しかし、従来の方法では人の手によってステッカーやシートを貼り合わせるため、作業者の技量差が顕著になって表れてしまうという点が懸念されていました。
さらに複数の作業者で作業するため、人件費がかかってしまい施工費用が高いのがネックでした。また、特殊なシートを使用しており剥がすことが困難であったため、簡単に模様替えができないというデメリットもありました。
一方、オートボディプリンターであれば、シール素材をせずに直接トラックのボディにプリントするため、作業者の技術力が影響することはありません。さらに、ステッカーやシートを貼る作業者も必要ないため、コストを抑えることができます。
また、デザインを変えたい場合でも簡単に変えることができるため、費用対効果が高いという利点があります。また、従来の方法ではシートとシートのつなぎ目が見えてしまうことがありましたが、オートボディプリンターの場合はつなぎ目がないため、ボディとの一体感を自然に表現できます。
オートボディプリンターを選ぶメリット
オートボディプリンターを選ぶ最大のメリットは、コストを大幅に抑えられるというところにあります。ステッカーやシートを使用した従来の方法では、大型トラック1台の施行に約100万円もかかることがほとんどでした。しかし、オートボディプリンターを使用すれば、インクコストは3万円~5万円程度で済むため、費用を気にせずにどんどん模様替えできます。
また、単色塗装もできるため、荷台部分が汚れてしまったりすでに施工したプリントを消したかったりする場合は、単色塗装でリフレッシュできます。さらに、大型トラックの場合は片面約18,000円のコストで施工できるため、定期的に単色塗装を行うことができます。また単色塗装を行うことで、いつでもキレイな状態を保つことができるのがメリットです。
ラッピングトラックができあがるまでの流れ
①完成イメージの作成
最初に行うのはお客様の要望を画像にしてイメージを作る作業です。イメージを確認してもらったら、オートボディプリンターで次の作業を行います。
②ボディのデータ測定
ラッピングトラックでは画像だけでなく、プリントされる車のボディデータも確認しなければなりません。ボディデータの確認を怠ってしまうと、レイアウト通りにプリントできないからです。
そのため、データ測定では車のサイズ・凹凸の位置など細かいところまでチェックします。
③プリント開始
データが測定出来たら、オートボディプリンターを使ったプリント開始です。オートボディプリンターでは特殊な塗料を使用します。この塗料は色やけや傷を防ぐ効果があるため、何度でも塗り直しを行えます。
オートボディプリンターを扱う
ラッピングトラック制作業者
滝興運株式会社
公式サイトURL | https://www.taki-kk.co.jp/service/wrapping/ |
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住所 | 〒124-0025 東京都葛飾区西新小岩4-9-31 |
TEL問い合わせ | 0296-43-3680 |
金額例 | 4t車 30万8,000円(税込)~ |
施工から納品までの期間 | 不明 |
リコーデジタルペインティング
公式サイトURL | http://www.ricoh-digitalpainting.com/products/var/index.html |
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住所 | 〒194-0212 東京都町田市小山町800-5 |
TEL問い合わせ | 042-751-6110 |
金額例 | 要問い合わせ |
施工から納品までの期間 | 不明 |
株式会社オノデラオート
公式サイトURL | https://onodera-shoji.com/service/hoken |
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住所 | 〒306-0411 茨城県猿島郡境町下砂井99-2 |
TEL問い合わせ | 0280-33-7235 |
金額例 | 要問い合わせ |
施工から納品までの期間 | 不明 |
株式会社エスエスボンズ
公式サイトURL | https://ssdap.net/ |
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住所 | 〒344-0032 埼玉県春日部市備後東4-6-51 |
TEL問い合わせ | 048-734-9900 |
金額例 | 4tトラック 33万円(税込)程度 |
施工から納品までの期間 | 3~4営業日程度 |
有限会社岩手物流運輸
公式サイトURL | http://autobodyprint.com/ |
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住所 | 〒028-3614 岩手県紫波郡矢巾町又兵ェ新田7-154-10 |
TEL問い合わせ | 019-697-0979 |
金額例 | 4tトラック/フルペイント 27万5,000円(税込) |
施工から納品までの期間 | 最短3日~ |
株式会社I/R
公式サイトURL | https://ir3939.com/autobodyprinter |
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住所 | 〒386-0025 長野県上田市天神1-3-20 |
TEL問い合わせ | 0268-39-3244 |
金額例 | 要問い合わせ |
施工から納品までの期間 | 不明 |
有限会社するが通商
公式サイトURL | http://bodyprint.link/print |
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住所 | 〒421-0215 静岡県焼津市西島63 |
TEL問い合わせ | 054-622-7002 |
金額例 | 要問い合わせ |
施工から納品までの期間 | 不明 |
黒髪クロスカミスクリーン印刷株式会社
公式サイトURL | https://www.kurokamis.jp/autobodyprinats/ |
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住所 | 〒840-0857 佐賀県佐賀市鍋島町八戸3167-4 |
TEL問い合わせ | 0952-24-9155 |
金額例 | 要問い合わせ |
施工から納品までの期間 | 不明 |
株式会社Futajima Logi
公式サイトURL | http://www.futajima-logi.co.jp/f-loop/ |
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住所 | 〒559-0031 大阪府大阪市住之江区南港東4-10-27 6F |
TEL問い合わせ | 06-6613-0878 |
金額例 | 要問い合わせ |
施工から納品までの期間 | 最短2日~ |
まとめ
オートボディプリンターは従来の工法を一新した画期的なシステムであり、低コストかつスピーディーにトラックのボディに自由度の高いデザインをプリントできます。さらに、荷台部分が汚れてしまった場合でも単色塗装を行うことで、いつでもキレイな状態を保つことができるのが特徴です。低コストを実現しながら、自由度の高いデザインで宣伝効果を得られるのがオートボディプリンターのメリットです。